あらすじ
かつて私立の女子校で同級生だった、詩文、満希子、ネリ、美波の4人。
高校卒業後、長年会うこともなかった4人だが、ニューヨークで暮らしていた美波が、元彼の河野とフェリー事故で亡くなる。そのニュースを見た満希子は2人の不倫関係に思い至り、残された3人の人生が再び動き始める。
淫乱さ、狡猾さ、醜さを持つ女たちの生々しい現実を描いた物語。
[編集] 登場人物
原 詩文(はら しふみ)
幼い頃から妙に艶めかしい色気があり、不思議な雰囲気を醸し出す顔つきだった。早熟で、性に奔放なところがあった。高校時代、クラスではネリと共に浮いた存在だった。美波の彼だった河野を奪い、結婚するために計画的に妊娠した。
夫と離婚後、一人娘・冬子を連れ、実家に戻る。父親は「詩文堂(しぶんどう)」という本屋を経営しており、本人も昔から本が好きな文学少女だった。
西尾 満希子(にしお まきこ)
高校時代は、「仏壇屋の満希子」で“ブッキ”と呼ばれていた。モデルにスカウトされるほどの美人でスタイルが良い。美波とは、中学からの持ち上がりで、ずっと仲が良かったため、美波が自分でなく詩文に恋愛の相談をしていたことに憤った。
夫・武と2人の子どもと平凡な生活を送っていた。実家は三代続く仏具店で、夫は婿養子。
灰谷 ネリ(はいたに ねり)
高校時代、周りが皆附属の女子大学への進学を志望する中、唯一医大への進学を希望した。
仕事に明け暮れる外科医。専門は脳外科。砧の関東第一病院の勤務医。
戸倉 美波(とくら みわ)
高校時代は少しぽっちゃりした体型だった。弟の家庭教師・河野に告白され、付き合うようになる。河野とのことを誰かに話したい衝動に駆られ、詩文に話してしまい、結果的に奪われてしまう。悲しみに明け暮れ、後の夫・雅之とは河野と風貌が似ているというだけで結婚した。
旧姓・岩本。夫と一人娘・彩とニューヨーク・マンハッタン(ドラマではカナダ・バンクーバー)で暮らしているが、夫は仕事で週末しか自宅に戻れない。元彼・河野とフェリーに乗っていたところ、事故死する。
河野 圭史(こうの けいし)
大学時代、家庭教師先の子の姉・美波を好きになり、付き合うようになる。詩文堂によく行っていた。美波を通じて詩文と知り合い、詩文にアプローチされ、詩文の方が好きになる。詩文の妊娠を機に結婚するが間もなく離婚する。
在ロンドン日本大使館・参事官(ドラマではアメリカ・シアトル領事館勤務)。キャリア。美波とフェリーに乗っていた。美波の元彼で、詩文の元夫。死亡のニュースが最初の速報以外伝えられなくなる。
河野の両親
父親は外務省のノンキャリアで、妻共々息子がキャリアとして成功する将来を強く望んでいた。詩文との交際に反対し、手切れ金を渡し別れさせようとした。
西尾 武(にしお たけし)
満希子の夫。寺の三男坊で、婿養子。満希子とはお見合い結婚。
戸倉 雅之(とくら まさゆき)
美波の夫。河野と風貌が似ている。開校されたばかりの、ニューヨークにある全寮制の高校の校長。普段はロングアイランドの高校で暮らし、週末だけマンハッタンの自宅へ帰る。
安城 英児(あんじょう えいじ)
詩文と肉体関係を持つライト級のボクサー。28歳。普段は、ウェルター級やミドル級並の体型だが、ライト級にこだわり、試合前に激しい減量をする。試合が終わるまで禁欲生活を送り、試合後は詩文と激しい情事に耽る。
原 冬子(はら ふゆこ)
詩文と河野の娘。言動が詩文に似ている。
西尾 ゆかり(にしお ゆかり)
満希子と武の娘。
戸倉 彩(とくら あや)
美波と雅之の娘。両親と離れ、日本で一人暮らししていたが、冬子に彼を奪われ、ニューヨークの母の元へ。
大森 基(おおもり もとい)
W大学仏文科3年生。家庭教師斡旋サークルを作っており、ゆかりや冬子のフランス語の家庭教師をする。婦女暴行の常習犯だった。
放送日・サブタイトル・視聴率
回 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2008年7月10日 41歳〜隣の女には負けられない!! 11.8%
第2話 2008年7月17日 41歳…命をかけた不倫の恋 10.6%
第3話 2008年7月24日 魔性の女と年下の男 8.3%
第4話 2008年7月31日 女41歳おひとりさまの真実 8.1%
第5話 2008年8月7日 衝撃の夜~火花散らして 9.2%
第6話 2008年8月14日 家庭内スキャンダル!! 10.8%
第7話 2008年8月21日 危険な女ともだち 7.0%
第8話 2008年8月28日 そして嘘は暴かれ始める 8.7%
最終話 2008年9月4日 アラフォー最後の同窓会 9.6%
平均視聴率 9.4% (ビデオリサーチ、関東地区)